Dell Vostro 3800シリーズのパソコンを、Windows 7からWindows 10にアップグレードする案件に携わり、今までにないエラーに遭遇しました。

今案件では事前にクローンマシンでハードディスクをSSDに複製してパソコンに換装する作業を行い、そこまではいつも通り難なく終わったのですが、パソコンの電源を投入すると、Windowsが起動せず、0x0000007Bのエラーコードでストップしてしまいました。

相性問題で起動できず

この原因は、当該機種にインストールされているIntelのSATA AHCI ContollerとCrucial製SSDとの相性がどうもよろしくないからとのこと。
そこで次の手順で対処しました。
  1. まずはパソコン筐体に元のハードディスクを組み付け直し、Windowsを起動します。
  2. コントロールパネルデバイスマネージャーをクリック
  3. IDE ATA/ATAPI コントローラーをダブルクリック
  4. Intel(R) 8 Series/C220 Chipset Family SATA AHCI Contollerを右クリック
  5. ドライバの更新をクリック
  6. コンピューターを参照してドライバーソフトウェアを検索しますをクリック
  7. コンピューター上の利用可能なドライバーの一覧から選択しますをクリック
  8. 標準SATA AHCI コントローラーをクリック
  9. 次へをクリック
  10. 閉じるをクリック
  11. パソコンを再起動します。
  12. Windows起動後にデバイス認識のため再度起動を要求されますので、再起動します。
  13. パソコンをシャットダウンします。
  14. パソコン筐体からハードディスクを抜き出して、クローンマシンのソース側に挿します。
  15. クローンマシンのターゲット側にSSDを挿します。
  16. 複製を開始します。
  17. 複製が終了したらクローンマシンの電源をオフにして、SSDをパソコン筐体に組み付けます。
  18. パソコンを電源を投入し、Windowsが起動することを確認します。
以下、Windows 10へのアップグレード作業に移行します。
アップグレードが完了すると、SATA AHCI ContollerはIntelのものになっていますので、標準SATA AHCI コントローラーを手動で戻す必要はありません。