月曜日の朝、出勤直後からNASに接続できなくなったとのご連絡をお客様から頂戴しました。
ひとまずPINGをNASに打って頂くと、ちゃんと応答が返ってくるということで、おそらくSMB 1.0絡みのトラブルではないかと推測してみました。

SMB 1.0/CIFS クライアントをオンにする
そこでコントロールパネルプログラムと機能Windowsの機能の有効かまたは無効化とクリックして、Windowsの機能ウィンドウでSMB 1.0/CIFS クライアントのチェックボックスをご確認いただくと、オフになっているとのことで、オンにして頂いてWindowsを再起動すると、正常に接続できるようになりました。

Ver.1903に被害が

前の週末までは普通にNASに接続できていたとのことなので、週末に何かあったものと思い、Windows Updateを疑ってみると、やはり金曜日にKB4551762がインストールされていました。
これはSMBv3プロトコルの脆弱性を修正するWindows 10 Version 1903/1909用の更新プログラムですが、Windows 10 Ver.1903ではSMB 1.0/CIFS クライアントの設定をオフにしてしまうようです。
Windows 10 Ver.1909ではそのような現象が見られませんでした。