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Lenovo Edge E530のWindows 10アップグレード
2020年の1月にWindows 7のサポートが切れることから、お客様でお使いのこの機種をWindows 10にアップグレードする案件に携わりました。
そもそもこの機種はWindows 7がプレインストールされており、直接Windows 10にアップグレードすると、以下のエラーメッセージでインストールが失敗しました。
調べてみると、Windows 8のダウングレード権を使って、Windows 7がプレインストールされているパソコンにおいて、Windows 10へアップグレードの際にプロダクトキーが不整合となるようです。
だとすると、Windows 8に一旦アップグレードしてから、Widnows 10にアップグレードという二段階の方法を取る必要があるわけです。
そこで、付属品のWindows 8リカバリディスクをご準備頂くようお願いしたところ、ディスクが見当たらないとのことでした。
次善の策を探るべくひとまず作業を保留とし、当該のパソコンをお預かりして退出しました。
本記事執筆時点ではまだWindows 8.1のディスクイメージ(ISO)がマイクロソフトのサイトからダウンロードできますので、これを入手してアップグレードをと考えてみましたが、それだと時間も手間もかかりすぎるので、現状のディスクイメージをバックアップだけしておき、その上で直接Windows 10をクリーンインストールする手もあるなと思い、早速その方法で進めてみました。
作業時間は余裕を見て、一日はかかると思っておいた方がいいでしょう。
この手順により、この機種に特有なキーボードのホットキーも正常に動作します。
というのも、このパソコンにはOffice Home and Business 2010がプレインストールされていたのですが、Widnows 10をクリーンインストールした関係で、Officeも再インストールする必要があります。
お客様に付属品のOfficeメディアパッケージをご準備頂いたところ、これも見当たらないことがこの段階で判明しました。
よくお使いのExcelが無いと仕事にならないとのことで、残念ながら結局元のWindows 7に戻すことに。
念のためと思って最初にシステムイメージをバックアップしておいて助かりました。
しかしながら、いずれにしてもOffice 2010も2020年でサポートが切れますから、年内には何らかの措置を取らざるを得ないことに変わりはなく、Officeに関しては別途ご検討頂くこととして、パソコンを現状回復してお客様にお返ししました。
Office 2016についてはアップグレード前にOfficeの更新をしておくと発生しなくなるようです。
Office 2010で起こった場合は、当該のパソコンに用いた正規のプロダクトキーを、確実に手元に用意しておかないと痛い目に遭いますので、注意が必要です。
プロダクトキーを紛失した場合、プロダクトIDが分かっていれば、一回だけプロダクトキー再発行をマイクロソフトに依頼できるとの情報もあるようです。
マイクロソフトテクニカルサポート : 0120-54-2244
Windows 10で一旦Windows Updateを実行して、最新の状態にしてからOfficeを起動するとうまくいく場合があります。
そもそもこの機種はWindows 7がプレインストールされており、直接Windows 10にアップグレードすると、以下のエラーメッセージでインストールが失敗しました。
0x8007001F - 0x20006 REPLICATE_OC 操作中にエラーが発生したため、インストールは SAFE_OS フェーズで失敗しました
調べてみると、Windows 8のダウングレード権を使って、Windows 7がプレインストールされているパソコンにおいて、Windows 10へアップグレードの際にプロダクトキーが不整合となるようです。
だとすると、Windows 8に一旦アップグレードしてから、Widnows 10にアップグレードという二段階の方法を取る必要があるわけです。
そこで、付属品のWindows 8リカバリディスクをご準備頂くようお願いしたところ、ディスクが見当たらないとのことでした。
次善の策を探るべくひとまず作業を保留とし、当該のパソコンをお預かりして退出しました。
本記事執筆時点ではまだWindows 8.1のディスクイメージ(ISO)がマイクロソフトのサイトからダウンロードできますので、これを入手してアップグレードをと考えてみましたが、それだと時間も手間もかかりすぎるので、現状のディスクイメージをバックアップだけしておき、その上で直接Windows 10をクリーンインストールする手もあるなと思い、早速その方法で進めてみました。
インストール手順
大略、以下の通り進めてみました。- まず失敗に終わっても復旧できるように、Windows 7標準のシステムイメージの作成でディスク全体を外付けハードディスクにバックアップします。
- ついでに修復ディスクも作成しておきます。
- Window 10のISOファイルからあらかじめ作成しておいたインストールUSBメモリを使って、パソコンをブートします。
なお、本記事執筆時点でWindows 10の最新バージョンは1903ですが、本記事で用いたバージョンは1809です。 - CドライブへのWindows 10インストールを開始します。
- 途中Windowsのライセンス認証画面ではプロダクトキーがありません(I)をクリックします。
この機種はBIOSにWindows 8のプロダクトキーが組み込まれているとのことで、この情報を使うようです。 - インストール完了までしばらく待ちます。
- ログイン画面が表示され、Windows 10のインストールが無事終了です。
- すぐにWindows Updateを実施してドライバ類を更新します。
- 引き続き、Windows Updateではインストールされないドライバ類を入手するため、Lenovoのサイトに行きLenovo Service Bridgeをダウンロードして、インストールしておきます。
- Lenovoのこの機種のドライバダウンロードページに行き、Lenovo Service Bridgeを使って自動検出を実施し、欠けていたドライバをインストールします。
作業時間は余裕を見て、一日はかかると思っておいた方がいいでしょう。
この手順により、この機種に特有なキーボードのホットキーも正常に動作します。
最後に伏兵現る
ただ一つ大きな問題が見つかってしまいました。というのも、このパソコンにはOffice Home and Business 2010がプレインストールされていたのですが、Widnows 10をクリーンインストールした関係で、Officeも再インストールする必要があります。
お客様に付属品のOfficeメディアパッケージをご準備頂いたところ、これも見当たらないことがこの段階で判明しました。
よくお使いのExcelが無いと仕事にならないとのことで、残念ながら結局元のWindows 7に戻すことに。
念のためと思って最初にシステムイメージをバックアップしておいて助かりました。
しかしながら、いずれにしてもOffice 2010も2020年でサポートが切れますから、年内には何らかの措置を取らざるを得ないことに変わりはなく、Officeに関しては別途ご検討頂くこととして、パソコンを現状回復してお客様にお返ししました。
Officeは意外に曲者かも
この機種に限らず、Windows 10にアップグレード後にExcelを起動すると、少なくともOffice 2010と2016でプロダクトキーを要求されるケースに遭遇しています。Office 2016についてはアップグレード前にOfficeの更新をしておくと発生しなくなるようです。
Office 2010で起こった場合は、当該のパソコンに用いた正規のプロダクトキーを、確実に手元に用意しておかないと痛い目に遭いますので、注意が必要です。
プロダクトキーを紛失した場合、プロダクトIDが分かっていれば、一回だけプロダクトキー再発行をマイクロソフトに依頼できるとの情報もあるようです。
マイクロソフトテクニカルサポート : 0120-54-2244
2019年09月22日追記
Windows 10にアップグレードした直後に、Officeを起動すると直ぐ終了してしまうという不具合もあります。Windows 10で一旦Windows Updateを実行して、最新の状態にしてからOfficeを起動するとうまくいく場合があります。